三菱ふそうトラック・バス株式会社は、電動小型トラック(EVトラック)の量産を2017年7月から開始しました。このトラックは「eキャンター」と呼ばれ、同社のキャンターを完全電動化した車両となっています。
eキャンターの主な特徴
- キャンターが完全電動化
- 最大走行距離100キロ
- 短距離配送中心に活用予定
eキャンターは都市問題となっている騒音や排気ガス問題の対策として開発され、1日に最長100キロまで走行できることから、コンビニの商品配送など、短距離配送を中心に使われる予定です。
今後の展開
- 年内に50台製造予定
- うち25台は大手コンビニに納入
- 海外では年内に100台製造予定
三菱ふそう・川崎工場では年内に50台が製造予定であり、大手コンビニエンスストアが25台を納入します。また、2017年7月下旬からは三菱ふそうトラック・バスのポルトガル工場で、欧州向け車両100台が生産されます。
eキャンターの導入効果
- 他社の車両と充電スペースを共用
- 物流会社は年12万円程度節約可能
- 電動トラックが普及すると負荷軽減効果が大きい
さらに、三菱ふそうの自社充電スペースを活用しながら、他社の車両でも充電が行えるようにする試みも進められています。もしも電動トラックを物流会社などが導入した場合は、走行1万キロあたり12万円程度の節約が可能になると試算され、国内すべての小型トラックが電動トラックになった場合は、環境への負荷軽減効果も大きくなると見込まれています。
しかし、充電できるスペースが極めて少ないため、今後は充電スペースの確保が課題になります。
今後電気トラックが普及してきたら、トラックを乗り換えてみてはいかがでしょうか?この際は、大切に使ってきたトラックを高価買取してくれる業者を探してみてください!
画像提供:三菱ふそうトラック・バス株式会社
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