近年、自動車の盗難台数は減少しつつありますが、運送事業者の財産となるトラックは、全国的に盗難が発生し続けています。
盗まれたトラックは盗難後解体される
- 大型トラックが多く盗難されている
- エンジンなどが輸出される
盗難されたトラックは特に大型トラックが多くありました。盗まれたトラックはヤードと呼ばれる施設で分解されて、人気パーツであるエンジンなどが、ロシアや中東に輸出されるそうです。
盗難後に輸出されている
- 専門グループが解体後輸出
- 被害額は億単位に上る
トラック専門の窃盗グループは全国各地に存在し、解体から輸出まで組織的に行っています。今年北海道で摘発された窃盗グループは、120台・2億6千万円分のトラックを盗んでいました。また、窃盗グループにより盗まれたトラックが逃走中に警察に追われ、事故を起こしたケースもあります。
また、関東地方近辺では、福島県南を中心にユニックなどのトラックや重機が盗難されています。千葉県や茨城県にて、盗難の温床となるヤードが摘発されました。現在、盗難グループはそこからさらに北上して犯行を行っている模様です。
ハンドルロックなどを活用し防犯対策を
- ハンドルロックやホイールロックを装着
- 野外ではチェーンや監視カメラを用意
このような窃盗グループの盗難を防ぐためにも、カギを抜いておくのはもちろん、盗難防止グッズであるハンドルロックやホイールロックを装着しても良いでしょう。トラックが野外の駐車場に駐車している場合は、入り口に強力なチェーンをかけた上で、監視カメラの導入や、照明を増やすなどの対策を行いましょう。
大型トラックは非常に高価なトラックであるため、コストをかけて盗難防止策を取っておくべきではないでしょうか。
関連ニュース
トラック盗難を防ぐ防止対策を
http://www.weekly-net.co.jp/logistics/post-13404.php