国内企業の賃上げ、運送業界が追い風に

  • 2017年07月28日
  • ヨンビス
ニュース
国内企業値上げ

帝国データバンクが2017年2月に公開した調査によると、国内企業の51.2%が賃上げ(ベースアップ)を予定していることが判明しました。なお、前年1月に実施した調査よりも4.9ポイント上回っています。

特に賃上げが行われる業界

  • 製造業
  • 建設業
  • サービス業

特に賃上げが予想されるのは上記3業界と、運送業・倉庫業と言われています。
賃金改善の割合は、調査依頼過去最高の結果になりました。

運送業界、賃上げの理由

  • 人手不足
  • 労働力確保
  • 大手企業の運賃値上げ

賃上げが行われる業界の多くは人手不足であり、優秀な若手社員を確保したいという理由があります。しかし、中小企業などは人件費の負担が重くなり、賃上げに伴う労働条件の調整などが難しくなっています。

運送業界では、賃上げを行うために運賃の値上げが必要になります。しかし、今までのような安価な賃金で、過剰な時間指定などのサービスを続けるのは、社員負担が大きいことが、内部からも指摘されていました。

この状況を改善し、優秀な人材を確保するためにも、運賃の値上げが必須と考えられ、大手運送会社がこれを発表したことも大きく影響しているようです。

継続的な賃上げで従業員の定着化を

  • 業務改善を行う
  • 賃上げが継続的に行われる
  • 労働力人員の安定化

運送業界の展望としては、企業が業務内容の改善を行ったうえで、継続的に賃上げを実施できれば、従業員の定着化につながると考えられています。このためには、運賃値上げについて、荷主への交渉も粘り強く続けて行き、国側の経済環境づくりも重要になるでしょう。

関連ニュース

基本給値上げは経済環境整備が重要に 
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p170204.pdf