物効法改正によりトラック予約受付システムに注目集まる

  • 2017年09月15日
  • ヨンビス
ニュース
待機トラック

大規模な倉庫などでは、トラックの待ち時間が発生することが問題になっていますが、この問題を解消できる予約システムの導入が進んでいます。

トラック予約受付システムの活用

  • 自社開発システムや市販システムを導入する
  • 事前照会や出庫準備通達が可能に

このシステムは、トラック予約受付システムと呼ばれ、倉庫会社の自社開発システムや市販されているシステムが活用されています。

システムの成り立ちは、ドライバー不足などの対策として、2016年2月に国土交通省によって発表された物流総合効率化法の一部改正(物効法改正)により、予約システムを導入すれば税金の軽減などにつながることが発表されました。

その後、2016年中旬からL3ソリューションなどの企業によって予約システムの販売がはじまり、以降倉庫を扱う企業などに浸透していきました。

システムを活用できれば、ドライバーはスマホやタブレットを使って倉庫の入場予約ができ、倉庫側は事前照会や出庫準備などが行え、作業効率アップにつながります。

積み込みと待ち時間に時間が掛かっていた

  • 倉庫側は出庫に時間が掛かってしまう
  • トラック側は待ち時間が2時間程度発生

予約受付システムが導入されるまでは、倉庫側とトラック側の連携不足などによって、積み込みに時間がかかっていました。倉庫側は、商品を取りに来るトラックが買い手による手配のために、いつ、どの荷物を出庫すれば良いか分からないでいました。このため商品準備に手間取ってしまい、作業の遅延を招いていました。

また、トラックは倉庫に並んだ順に対応が行われるので、受付開始時間と同時に並び、待機を行います。国土交通省の調査(PDF)によれば、手待ち時間と呼ばれる待機時間は1運行あたり平均1時間45分発生していることが判明しています。

国交省、荷待ち時間の記載を義務付け

システム導入は現在進行形である

  • トラック予約システムの仕様や要件が説明された
  • システム導入によって倉庫側・トラック側の作業効率アップ

このような慣習を無くすために、日本冷蔵倉庫協会は業務内容をとりまとめ、製品によるサービスを展開するシステムベンダーにトラック予約システムの仕様や要件を説明しています。

この仕様や要件には、近年の倉庫業務特性であるアイテム数の多さや小ロット制、賞味期限などが加味されていて、結果倉庫側が前日までに運送情報を入手できれば余裕を持った対応ができ、トラック側の待ち時間も解消されることが判明しました。

2017年以降、倉庫側からシステムベンダーへの相談が続いているため、今後新規のトラック予約システムが発売される予定です。ちなみに、システムの導入が難しい場合は、倉庫への電話やファックスを使った事前連絡などを活用してみてはいかがでしょうか?

関連資料

日本倉庫協会資料 市販システムについて

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http://cargo-news.co.jp/cargo-news-main/460