物流・運送業界の繁忙期、2018年初めまで続く見通し

  • 2017年12月25日
  • ヨンビス
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運送トラック
画像はイメージです

物流・運送業界はトラックドライバーの不足が続く中、年末の繁忙期を迎えました。
この繁忙期の中、各社はどのような状況になっているのでしょうか?

2017年末の運送業状況

  • 通常月よりも1.5倍の荷物量
  • 荷物を運ぶ車両が足りていない

ドライバー不足の状況が慢性的に続く中、年末になって荷物量は増えます。また、ECサイトのセール・お歳暮・年末のイベント用荷物などが行われるため、通常月の1.5倍は荷物が多い状況です。このような状況から、臨時に荷物を運ぶスポット便の運賃が上昇し続けています。

あわせて帝国データバンクの情報によれば、物流業界の景気動向は5か月連続でポイントが増えていて(※参照リンク)、トラックの求車状況や会社業績も伸びてきています。

この景気動向ポイントは、業界各社の景気判断や企業の収益、設備投資や雇用環境などについて帝国データバンクがアンケートを行った結果によります。ポイントは7段階の回答に点数を与えて、回答区分の構成比に応じて算出されています。

このような状況により、全国的に荷物は多い中トラックの空車が少なく、人手不足も解消していないため、繁忙状況は2018年初頭まで続くことが見込まれています。

各運送会社の対応は

  • 発送前の連絡・予約を要請
  • 配送や到着に遅れが生じている

では、各運送会社はどのような年末対応を行っているのでしょうか?

ヤマト運輸は新規の法人客に対して、年末期間は発送1週間前までに連絡を入れること(※参照リンク)を要請しています。

佐川急便は、集荷依頼を前日までの予約制(※参照リンク)にして、期間中は指定日配達シールを荷物に貼ること(※参照リンク)で、仕分け作業の迅速化を図っています。

また、12月は全般的に週末や月末に荷物が集中するため、配送や到着には1日2日の余裕を見込む必要があります。

さらに、2017年はヤマト運輸や佐川急便などの運送料値上げが行われたことにより、日本郵便の荷物配送サービスである「ゆうパック」に、影響が生じてきています。

ゆうパックの状況・今後の見通し

  • 他社の値上げの影響で業務が圧迫されている
  • 今後も配送遅れが続くのではと懸念される

2017年12月末現在、ゆうパックの配送遅れ(※参照リンク)が話題になっています。

実は、高速道路の渋滞などにより、ゆうパックの年末年始の配送が遅れること(※参照リンク)は事前に発表されていました。しかし、運送会社の値上げによって配送依頼が集中し、郵便局内での業務が圧迫されています。

現役の郵便局員は、「正月以降は閑散期に入るが、ヤマト運輸や佐川急便のように運送料値上げを行わない限り、配送業務がパンクし続けるのでは」と話しています。

このため、ゆうパックは現在の状況が続くかぎり、配送遅れが続くのではないでしょうか。

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