2017年12月19日 ニュース

特車通行許可違反が多発!事業者側は「やむを得ない」

クレーン車
画像はイメージです

大型のトレーラーやクレーン車など特定の道路を走行する際には、道路管理者から特車通行許可を得る必要があります。この特車通行許可を取らずに走行しているケースが近年見受けられています。

無許可状態での通行が行われている

  • 認許までに90日から最長1年もかかる
  • 無許可状態での通行が相次いでいる

特車通行許可が必要になる車両は、国土交通省の定める制限である総重量20トンから25トン、長さ12メートル、高さ3.8メートルなどを超える車両です。これらの制限を超えて走行すると道路が傷んでしまい、陥没などの原因になってしまいます。

加えて橋梁は、20年後に全国の67%が築年数50年以上を超える(※参照リンク)と指摘されていて、慎重に通行する必要があります。

また、申請はインターネット上で行えますが(※参照リンク)許可が下りるまでに90日程度かかり、最長1年程度かかることもあるそうです。

このような理由から、無許可状態で通行を行ってしまうコンプライアンス違反が全国的に行われています。

許可をが下りるのを待っていられない

  • 許可を待っていては仕事にならない
  • 全てのルートで許可を得るのが難しい

特車通行許可が下りていない状況でも走行している理由については、「待っていると仕事できない」といった事業者の意見があります。このような理由から、許可が下りていない状態でもやむを得ず通行していたり、中には申請自体を行わない場合もあるそうです。

また、通行する可能性のあるルートは、全て許可を取るようにしている業者も存在します。しかし、許可が降りるまでに時間がかかってしまうため、急な依頼が入った場合は無許可で走行してしまうそうです。

もしも無許可や過積載など、車両制限を超えていることが発覚した場合は、道交法違反として30万円以下の罰金などに課せられてしまいます。

認許までのスピードアップが必要に

  • 道路管理者の一本化が必要
  • ICTなどの活用で迅速化を目指す

特車通行許可の認可まで長い原因は、道路管理者が国であったり地方自治体であったりと、道路によって分かれているためです。道路管理者の一本化が進んでいないために、それぞれの道路で管理者審査が必要になり、必然的に長引いてしまいます。

国土交通省は対策として、道路情報のデータベース化を急いでいて、2018年はICT(情報通信技術)を活用しながら、認許の迅速化を目指します。2020年には審査機関を10日まで短縮することを目標にしています。

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