2018年の運送業界や関連業界動向を予想

  • 2018年01月24日
  • ヨンビス
ニュース
画像はイメージです

2017年に相次いだ運送業の値上げにより、2018年は運送業界はじめ、他の業界も便乗した値上げを行うことが予想されています。

運送業界の2017年動向と2018年予想

  • 2017年は待機時間の記載や運賃値上がりが発生
  • 2018年は更なる運賃値上げなどが予想される

2017年は、運送業に大きな動きがあった年として記憶されるでしょう。

運送業に関連する大きな変化としては、長時間労働を防ぐため、荷主の都合で30分以上の荷待ちが発生した場合に、待機時間を記載することが国土交通省によって義務付けされるようになり(※参照リンク)、ヤマト運輸などの相次ぐ運送会社の運賃値上げ、ダブル連結トラックの導入に向けた実験(※参照リンク)などが行われました。

また、2017年に10パーセント以上の値上げが行われたヤマト運輸は、年末の荷物量は特に減少しませんでした。しかし、値段を据え置きにしていたゆうパックの方に客が殺到し、配送が遅れる事態が発生しました(※参照リンク)。

このような事態を経て突入した2018年は、運送業をはじめとした人手不足業界のサービス料金値上がりが予想され、ダブル連結トラックの本格導入などが予定されています。

2018年のサービス料金値上げ事情

  • 引き続き運送業の値上げが発生
  • 関連する引っ越し業界などにも影響

昨年末に、ヤマト運輸などの値上げよって依頼が集中したゆうパックは、2018年3月に10パーセント程度の値上げを予定していて、西濃運輸も法人向け運賃を10パーセント程度値上げする予定です。

このような運送業界の値上げが続くことに関連して、運送業界に関連しトラックを扱う業界も、サービス料金値上げや商品値上げなどが行われます。

中でも引っ越し業界は、国土交通省によって解約手数料値上げが2018年1月に発表されました。この値上げは、引っ越しシーズンが落ち着く2018年6月からはじまり、業者に対する解約・日程延期手数料が当日の場合50パーセント以内まで引き上げられます。

解約・日程延期手数料が値上がりする理由は、引っ越し業者の比較にネットでの料金見積もりサイトが活用されているためです。見積もりが容易になったぶん、引っ越し予定日当日などに解約が行われることも多く、業者側に人件費などの面で多額の損失が生じてしまうという理由があります。

このようなサービス料金の値上げが影響して、運送業以外の人手の少ない飲食業などでも、メニューの値上げや深夜営業の取り止めなどが行われることも予想されています。

2018年の国交省見込み

  • トラックドライバーの働き方改革を行う
  • ドライバー不足対策も引き続き行われる

運送業界に端を発した運賃の値上げなどが考えられている2018年ですが、国交省・石井大臣は2018年年初の物流専門誌との会見で、春ごろに働き方改革の行動計画を制定する予定と発表しました。

この行動計画により、トラックドライバーの長時間労働是正や生産性向上、人材確保に向けた整備が行われる予定です。また、物流ネットワークの整備として、圏央道など大都市圏沿いの道路整備も行われます。

また、ドライバー不足の対策として、ダブル連結トラックの実用に向けた実験や、2022年に予定されているトラック隊列走行の事業化に向けた実験も引き続き行われます。

運送業界に変化の多かった2017年に続き、2018年も引き続き大きな変化があることが予想されるでしょう。

関連記事

国内企業の賃上げ、運送業界が追い風に

関連ニュース

2018年は一斉値上げ時代の到来?

http://diamond.jp/articles/-/154626