トラック業界のイメージ向上を図るべく、トラックにAED(自動体外式除細動器)を搭載させて、社会貢献につなげている会社があります。
AEDは心臓を正常のリズムに戻す医療機器
- 心臓にショックを与えて正常なリズムに戻す
- 駅や空港などの公共施設に設置されている
AEDとは、けいれんを起こし血液が流れなくなってしまった心臓に電気ショックを与え、正常なリズムに戻す機器です。2004年から民間人でも操作ができるようになり、駅や空港などといった公共施設に設置されています。実際に操作を行う際は音声ガイドが流れるので、簡単に使用できるように作られています。
藤倉運輸によるAED導入例
- AEDトラック導入でドライバーに光を当てる
- トラックの荷台部分にAEDロゴを貼ってアピール
東京都足立区の運送会社である藤倉運送は、2015年からトラックにAEDを搭載させています。同社はこのAEDの搭載により、ドライバーに光を当て、ヒーロー化させたいといった理由があります。
AEDが設置してある建物は、休日・深夜などでは閉まっていますが、24時間稼働しているトラックなら、一刻を争う場面に遭遇しても人命救助にあたることができます。このため、同社の社員は救急救命講習を受講しています。
今後は順次トラックにAEDを搭載させる予定があり、車両の荷台部分にAEDのロゴをプリントして、搭載をアピールして行くようです。
AEDトラック導入によって好影響につながる
- トラック業界のイメージアップなどにつながる
- 地域からの信頼も得て会社活動も円滑になる
AED搭載トラックが増えてくれば、業界のイメージアップや社会貢献につながり、地域住民から信頼を得ることができます。信頼を得ることによって会社活動も円滑に行えるようになるので、更なるAED搭載車両の普及が求められます。
国内では年間7万人近くが心停止で亡くなっていますが、早めにAEDを使うことで救える場合もあります。AEDトラックがさらに普及すれば、ドライバーの適切な処置によって、1人でも多くの命を救える可能性もでてきます。
会社やドライバーのイメージアップも考慮して、トラックへのAED導入や救急救命講習受講を考えてみるのはいかがでしょうか?
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