Amazon(アマゾン)、ヤマト運輸の送料4割値上げへ

  • 2017年09月29日
  • ヨンビス
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(画像はイメージです)

ヤマト運輸とAmazonは2017年9月下旬に運賃交渉を行い、これまで280円前後だった送料を4割程度値上げることに合意しました。この値上げにより、ヤマト運輸での送料は400円台に突入することになりました。

ヤマト運輸は当日配送を撤退している

  • 運送量の負担を減らすために撤退
  • ヤマト運輸は金銭的な負担が増えている

ヤマト運輸の最大顧客であるAmazonは、年間に配送される荷物の1割から2割を占めるほどです。しかし、ヤマト運輸は配達物増加などによる負担増を理由に、2017年4月に一旦Amazonの当日配達撤退の意向を発表しました。

また、ヤマト運輸が2017年7月に発表した営業損益では、支払いができていなかった残業代52億円に加え、車両や人手コストがかかっている状態であることが発覚しました。

様々な運送業の送料値上げも考えられる

  • Amazonプライムの値上がりも
  • 様々な運送業に影響が出てくる

さらに、Amazonのサービスであるプライム会員費が、値上がりする可能性も出てきています。この会員費は現在3900円ですが、送料に紐づいた金額であるために、年会費が5000円以上になる可能性もあるようです。

今回のAmazonの値上げにより、他の通販サイトにも影響が出ることも考えられ、配送料が全体的に値上げになる可能性も出てきています。加えて2017年10月からは、ヤマト運輸が一般顧客向けの運賃を15%程度値上げする予定なので、様々な運送業に影響があることが予想されます。

両社の思惑が一致して値上げに

  • Amazonは再度ヤマト運輸と組んでサービス立て直し
  • ヤマト運輸は送料を元手に宅配ロッカーを増やす

現在Amazonが運送を依頼している一部業者は、時間通りに荷物が届かないなどの、クレームも報告されています。Amazon側は利用者離れを危惧しているため、再度ヤマト運輸と組んで、サービスの立て直しを行う狙いがあると指摘されています。

Amazonは将来的に、自前配送の配送網を広げると思われますが、短期的にはヤマト運輸に頼るしかないような状態が考えられます。このように、両社の思惑が一致したことが、今回の値上げにつながったようです。

ちなみにヤマト運輸は、Amazonから得られる送料を元手に、担当ドライバーの負担を減らすため、宅配ロッカーの設置を進めていく予定です。この宅配ロッカーとはコンビニや駅、営業所などに設置されていて、ユーザーが好きな時間に荷物を受け取ることができるサービスなので、設置が促進されています。

今回のAmazonとヤマト運輸の合意が、今後どのように波及していくか気になるところです。

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