【サイズ別】ダンプの積載量の目安|過積載が許されない理由と罰則

  • 2021年09月14日
  • 五十嵐ポー
ニュース

「サイズ別でダンプの積載量ってどのくらい?」「過積載はどのような罰則があるの?」
現場でダンプを使用する方にとって、安全に乗るための必要な知識かと思います。
今回はサイズ別ダンプの積載量の目安や過積載が許されない理由と罰則についてお伝えします。
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そもそもダンプとは?

ダンプとは、建設現場、工事現場などで土砂や砕石などの運搬をする際に使用される車両のことです。ダンプの特徴として、荷台部分を傾斜させ荷台を傾けることで荷物を降ろすことができます。

利便性の高いダンプには、サイズ別にすると主に3種類のタイプが存在します。どのようなダンプの種類があるのか、そして、サイズ別にどれくらいの積載量となるのかを知っておきましょう。

ダンプの積載量の目安

小型ダンプ

小型ダンプの積載量の目安として、最大積載量が2トン~3トンほどとなります。ダンプの中では最も小さいサイズなため、比較的運転しやすいのが特徴です。その他にも、小型ダンプは全長4.7m以下で全幅1.7m以下、そして、全高2.0m、車両総重5トン未満と決まりがあります。
また、小型ダンプは最大積載量により、2トンダンプあるいは、3トンダンプと呼び名が変わるのも覚えておきましょう。

中型ダンプ

中型ダンプの最大積載量の目安ですが、こちらは4トンほどとなります。そのため、中型ダンプは4トンダンプと呼ばれることも多くあるのです。小型ダンプよりも荷物を多く詰めることから、とても便利なのが中型ダンプです。全長12.0m以下、全幅2.5m以下、全高3.8m以下、最大積載量6.5トン未満で車両総重11.0トン未満となっているのが中型ダンプの特徴です。

大型ダンプ

大型ダンプの最大積載量の目安が、10トンほどとなります。しかし、車両のサイズあるいは、積載量が統一されておらず、基準は少し曖昧な部分があるのです。大型ダンプは中型ダンプ以上にサイズが大きく、大量の荷物を積載できるのが特徴です。大型ダンプは、全長12.0m以下、全幅2.5m以下、全高3.8m以下、最大積載量6.5トン以上で車両総重量11.0トン以上となっています。

最大積載量の計算方法

最大積載量の計算方法ですが、「車両総重量」-「車両重量」-「全乗員重量(定員×55kg)」で算出することができます。

車両総重量の特徴として、乗用車だと車両重量に加えて乗車定員全員が乗ったときの状態のことを言い、トラックのような貨物車ならば、それに加えて最大積載量を積んだ状態での重さとなります。

また、車両重量は車体本体にガソリンを満タンにし、エンジンオイルや冷却水、バッテリー、架装などをすべて足した重量のことです。車両重量では乗員の重さは含まないのですが、すぐにでも人が乗って運転することができる車の重さのことを言うのです。

全乗員重量は、(定員×55kg)で計算します。トラックを走行する場合、定員や最大積載量が決まっていることから、これを超えて走行することはできないのです。

土砂ダンプと土砂禁ダンプの違い

ダンプには、土砂ダンプと土砂禁ダンプがあります。土砂ダンプはその名前のとおり、土砂や砕石を運搬するのに活用され、建設現場で主に使用されます。

一方で土砂禁ダンプですが、こちらは土砂を運搬することを禁止されており、鉄くずやペットボトル、その他の小さくて軽めの荷物を運ぶ際に活用されるのが特徴です。また、土砂禁ダンプはあおり部分が土砂ダンプに比べて高いことから、土砂禁ダンプが土砂や砕石を運んでしまうと過積載となってしまいます。そのこともあって、土砂禁ダンプには、「土砂等運搬禁止」の表示義務があるのです。

過積載をしてはいけない理由

事故を起こすリスクが上がるため

ダンプを運転する際に過積載をしてはいけない理由1つ目が、事故を起こすリスクが上がるためです。一度にできる限り多くの荷物を積みたいと思う気持ちはわかりますが、それをしてしまうと非常に危険ですし、事故を起こす確率がかなり上がってしまうのです。

過積載によってダンプに大きな負荷がかかってしまうので、車両が劣化してしまいますし、過積載をするとタイヤの破裂の原因となったり、ブレーキが効きにくくなったりするので、追突事故を起こしてしまいやすく大変危険です。過積載だとその分衝撃が大きくなることから、大事故につながるケースが多くあるため絶対してはいけません。

あなたも、もしかすると道路を走行しているときにそのような過積載をしているダンプを目撃したことがあるかもしれません。過積載をしているダンプの後ろを走行するのは極めて危険性が高いため、事故に遭ってしまう可能性が高いのです。過積載はとても大きな問題となっているのですが、まだまだ過積載はなくならず、事故に遭ってしまう人も決して少なくないのです。過積載は道路交通法違反となるので、厳しい罰則がついてしまいます。競争が激化したことで荷物を大量に積むことでコスト削減を狙い、不当に利益を出そうとする悪質業者も多く存在します。

また、過積載は危険というだけではなく、違反行為で犯罪となってしまうので、その点を十分に理解する必要があるのです。

道路が損傷するため

ダンプを運転する際に過積載をしてはいけない理由2つ目が、道路が損傷するためです。当然ですが、土砂や砕石、その他の大量の荷物を過積載で積んでいると、車両にかなりの負担がかかってしまうので、道路にも悪影響を及ぼします。道路や橋には強度が設けられているので、過積載のダンプが走行すれば、荷物が崩れ落ちてしまい道路や橋が損傷するリスクも高いですし、事故につながりやすくなるのです。

道路が損傷してしまうと、そこを走行する車にとっては非常に脅威となります。タイヤが取られてしまって対向車にはみ出してしまったり、スリップしたりして歩行者や自転車を轢いてしまうことも考えられるので、過積載は何かと危険性が多いのです。カーブも曲がりにくくなるなど、過積載は何一つメリットがないのです。そればかりか、事故の原因にもなりますし、厳しい罰則となるので、過積載を行ってはいけません。

重たい罰則があるため

ダンプを運転する際に過積載をしてはいけない理由3つ目が、重たい罰則があるためです。もし、過積載をしてしまうと、罰金や車両停止処分、事業停止処分の措置が下されてしまいます。罰金だけならまだマシかもしれませんが、車両停止処分になればその間は利益を得ることができないため、事業存続に大きな支障が出てしまうのです。また、事業停止処分となれば、周囲にも悪い噂が広まってしまい、あの会社は違法な行為をしている会社だと思われてしまいます。

そうなれば、取引してくれる会社がなくなり、廃業の危機となるのです。そうならないためにも、過積載は絶対にしてはなりません。あなたや会社だけではなく、第三者の方々を危険にさらすことになるので、過積載には十分に注意してください。利益を優先させたいあまり、我を忘れてしまわないように、他の人々のことや長いスパンを考えて、安全にダンプを運転するようにしましょう。安全にダンプを走行することで、それが信頼にもつながり、良い効果をもたらしてくれるのです。

過積載の罰則

ドライバーへの罰則

道路交通法違反となる過積載をしてしまうと、ドライバーへの罰則があります。罰則は割合によってもかなり変わるので、細かく過積載の割合を解説しながら、罰則がどれくらい重いかを説明します。

【過積載が5割未満】

過積載が5割未満の場合、ドライバーは違反点数が2点で、罰則金が3万円となります。過積載の中ではまだ軽い罰ですが、5割未満だからと言って、過積載をして良い理由にはなりません。

【過積載が5割以上10割未満】

過積載が5割以上10割未満の場合、ドライバーは違反点数が3点で、罰則金が4万円となります。過積載が5割を超えるとかなり危険で事故の原因となるため、過積載をしてはなりません。

【過積載が10割以上】

過積載が10割以上の場合、ドライバーには違反点数が6点、そして、6か月以下の懲役または10万円以下の罰金を受けることになります。過積載が10割以上だと非常に危険性が高いことから、それだけ重たい罰則を受けるのです。また、ドライバーは告発されてしまうことも考えられるので、100万円以下の罰金刑を受けることも考えられるでしょう。

そうなると、ドライバーとなれば最悪の事態となってしまいます。会社を解雇され、次の就職先も見つかりにくいということになるので、過積載はしてはいけないということを肝に銘じてください。知らなかったでは済ますことができませんし、人の命を奪ってしまうことにつながるのを、改めて再確認しておく必要があるのです。

過積載対策としては、目視の徹底、自重計、制動距離の長さを測るなど、過積載を防止するためにできることを行ってください。そうすることで、安全にダンプを運転することができるのではないでしょうか。大切な人の命を、決して軽視してはいけないのです。

運送会社への罰則

過積載はドライバーだけの責任ではありません。当然ながら、運送会社への罰則もあるのです。特に会社がドライバーに過積載をするように指示していたならば、なおさら責任が重くなります。これまでも、過積載が原因が大変痛ましい事故が多数起きているのです。過積載の状態で走行していた、安全管理を怠り、過労運転が日々行われていたという場合、法令違反となるのです。

運行管理者がドライバーに過積載の指示していたのであれば、運行管理者は資格者証の返納命令が下されて、資格取り消し処分となってしまいます。

荷主への罰則

過積載は荷主に罰則が課せられるケースもあります。それは、過積載をしていることを知りながら、再び過積載をするように要求した場合です。この場合、荷主は警察署長から「再発防止命令勧告」を下され、6か月以下の懲役または10万円以下の罰金が課せられるのです。過積載はとても危険な行為であることから、過積載をするように要求した荷主も罰則を受けることになります。荷主は安全性をしっかりと考慮し、ドライバーや会社に無理のない要求をしてください。ルールを守らなければ、大きな事故を誘発してしまう可能性が非常に高いということを忘れてはなりません。

まとめ

ここまでダンプのサイズ別特徴や積載量の目安、過積載が許されない理由と罰則について解説してきました。ダンプは利便性が高い一方で、間違った走行をすれば非常に危険なのも事実としてあります。そのために、正しい活用法、積載量の目安を正しく理解しておかなければなりません。そうしなければ、周囲の人々に危険性が及ぶため、厳しい罰則を受けることになるのです。

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