トラックに積める積荷の量はどれくらい?荷崩れ・落下を防ぐ方法は?

  • 2021年09月09日
  • 五十嵐ポー
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トラックの荷台には積み荷がどのように積まれているのでしょう?ついついたくさん積みたくなりますが、過積載の心配が!

「荷台に突っ張り棒とベルトで落下防止?」「はみ出しOK平ボディに何トン積める?」「荷崩れしないロープの掛け方は?」「荷台の寸法キッチリに積んではいけない荷物って?」

おうち時間が長くなり、通販などの需要で宅配が大きく注目される中、トラックは日本の物流の大きな下支えとなっています。今回はそんなトラックの積み荷について、情報満載!過積載ぎりぎりはみ出し覚悟でお届けします。是非参考にしてみてください。

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各トラックに積載可能な積荷の大きさや量

トラックは軽・小型・中型・増トン・大型など用途によって様々なサイズがあります。最大積載量や車両総重量とともに荷台の大きさやベースの車両について比較してみましょう。こちらに表記した数字は、車体の全長などのサイズではなく、あくまで荷台のサイズを中心にしています。一般的な平ボディサイズを表記してありますが、年式や仕様によって変わるため詳しくはそれぞれの主要諸元表をご確認ください。

軽トラック(スズキ キャリィ、ダイハツ ハイゼット、他)

●最大積載量 350kg(車両重量がどのタイプでも同じ)
●車両重量 680~810kg
●荷台サイズ 長さ1,94m 幅1,41m 荷台高さ(あおり)0.29m

小型トラック(いすゞ エルフ、日産 アトラス、三菱ふそう キャンター、日野 デュトロ)

●最大積載量 3t未満
●車両総重量 3.5~7.9t
●GVW区分 1.5~2.0t
●荷台サイズ 全長3.12m、全幅1.6m、荷台高さ(あおり)0.38m
(※荷台サイズ参考 いすゞ エルフ 標準キャブ/標準ボディ 2.0tより)

中型トラック(いすゞ フォワード、UD コンドル、三菱ふそう ファイター、日野 レンジャー)

●最大積載量 6.5t未満
●車両総重量 7.6~19.8t
●GVW区分 4t
●荷台サイズ 全長6.25m、全幅2.13m、荷台高さ(あおり)0.39m
(※荷台サイズ参考 日野レンジャーFCショートキャブ4.0tより)
(※中型は一部増トンの規格があり最大積載量8t)

大型トラック(いすゞ ギガ、UD クオン、三菱ふそう スーパーグレート、日野 プロフィア)

●最大積載量 6.5t以上の15tクラス
●車両総重量 14.25t~24.995t
●GVW区分 25t
●荷台サイズ 全長9.6m、全幅2.34m、荷台高さ(あおり)0.45m
(※荷台サイズ参考 三菱ふそう スーパーグレート FV25tより)

トラックで運べる積荷の高さ制限

トラックに背の高いものを積載して運搬するときは、高さ制限に留意しなければなりません。高さ制限には3区分あり、一般道は3.8m、高さ指定道路の場合は4.1m、さらに手続きが必要ですが最大4.3mまで積載が可能です。ですが、指定道路を間違えて走行すると道路交通法違反となってしまいます。

また今後、国への要請で指定道路が増える可能性がありますのでその都度確認しても良いでしょう。ちなみに高さ制限に引っかかる積み荷として、国際海上コンテナがあります。コンテナが20フィートサイズの場合、高さが2.591mmあります。これを三菱ふそうのスーパーグレートの低床に積むと、低床の床面地上高が1.320mmなので合計の高さが3.911mmとなり、一般道の高さ制限3.8m(3.800mm)に抵触し走行できない計算になります。ですので、このケースでは高さ指定道路を通行するかそれ以外の道路を走行する時は制限外積載許可申請書を提出します。

荷物が荷台や高さ制限からはみ出す際のルール

道路交通法によって、一部車両からはみ出してもいい方法があります。積み荷にもいろいろあり、新幹線の車両運搬や風力発電のブレードの移送など時折ギガ輸送とネーミングが付いたレアな輸送があります。高さや幅などどうしてもはみ出さないといけない積み荷の場合、制限外積載許可申請書を出発地を管轄する警察署へ提出します。

高さ制限に違反した場合、道路交通法の「積載物大きさ制限超過」「積載方法制限超過」となります。違反点数1点、運転手への反則金は大型車の場合9,000円、小型の場合7,000円になります。せっかく令和4年ごろまでに大型免許の受験資格が「特別な教習を修了した19歳以上、普通運転免許等1年以上のもの」に緩和されて免許が取得しやすくなっても、このような違反をすると意味がありません。

一方長さですが、「自動車の全長にその長さの1/10を超えてはみ出さないこと」とあります。許可を受けた中で、制限を超えて積載する際は後方に赤い布(30cm四方以上)を付けます。昼間はこれでいいのですが、夜間の場合赤の灯火か反射板を付けることが原則です。

制限外積載許可申請書は、設備外積債許可申請書と荷台乗車許可申請書と同じ用紙になってますので、それぞれの申請したい許可内容に〇をつけて使用します。この申請書には、申請者の免許の種類や車両の諸元など事細かに記入しなければなりません。その他、運搬品目や制限を超える積載物の大きさや重量と積載の方法を記入します。また積み込みの場所や運転の出発地や経由地、目的地までしっかり書き込みます。この積載方法によって許可が下りないこともあるので、事前に確認するのをおすすめします。

積荷が荷崩れしにくい積付け方法

積み荷が荷崩れしないような積み方があります。ドライバーさんはプロですから、どの積み荷をどんな形状で積むのがベストか大体ご存知です。ここからコツを勉強してみましょう。

同一寸法のカートンや木箱貨物を積む場合

前後左右の隙間がなるべく小さくなるよう、前方から規則正しく積付けるのがベストです。ブロック積みは、段ボールの強度が一番出る積み方で単純な分早く手積ができます。ですが、荷崩れを起こしやすいという弱点があります。そこで次の段を90度回転させて積むピンホール積(風車のような縦と横を交互にする積み方)が推奨されています。回して積むので回しと呼んだり、はい積と呼んだりするドライバーさんもいます。詳しくはこちらへ。(はい積の「はい」は米や肥料の袋、段ボールなどが積まれた荷の形状を指し、はい作業資格がある)

重量貨物や長尺の貨物を積む場合

トラックの荷台に長さのあるものや、円筒状の物を積む場合は積み荷の中心と荷台の中心を重ねるように積むのが理想。特に円筒状の物や重量のあるものは、重心が偏るのでバランスを見ながら位置決めをします。さらに転がり防止に、タイヤ止めのようなストッパーの役割に歯止めを使用します。

貨物を混載する場合

単純ですが重たいものを下にして、軽いものを上に積みます。積み荷によってジャガイモ人参の様に野菜でも重量のあるものは下段に積み、レタスやカイワレ大根のような葉物野菜は上段に積みます。この他にも重量のある積み荷は、肉、魚などの冷凍もの、ジュースなどの液体が重い積み荷になるので、冷凍バンへ満載した時に過積載になる可能性があります。

積荷が荷崩れしにくい固縛方法

ウイングやバンなどの箱もの架装の場合、カップ麺などの軽量な積み荷はパレットとパレットの隙間があると荷崩れを起こしやすいので発泡スチロールや毛布などのクッション材を挟むかラッシングレールを利用しベルトで固定します。また、降ろすタイミングを考えて片側に積むのであれば専用の突っ張り棒を使用して、荷が崩れないようにします。

平ボディにおける、積み荷の荷崩れ防止にはロープをかけて固定するのが一般的です。軽トラックでもロープフックがあおり部分のふちについているので、必ず積み荷全体を覆うようにロープをかけます。大型の様に積み荷が5m以上のケースでは、前後と中間の3点で固縛します。

フックにロープをかけるだけでも、それぞれ適切なロープのかけ方があります。普通にひっかけただけだと、折れ曲がった状態でフックに力がかかるので一本分の強度になります。ですがAのフックに引っ掛けて、Bのフックまで直線状にロープを持ってきた場合は半分の0.5本分の強度に落ちてしまいます。フックを2本使う場合は、AとBに短いロープをかけてその中心に主となるロープをかけると1本分の強度になるので工夫をしながら固縛しましょう。

 

積荷が荷崩れしにくい運転方法

荷崩れにはいくつか原因があります。ロープのかけ方で負荷のかかる場所が均等でなかったり、走行中に重心がずれてしまったりと振動の影響が少なくありません。ロープの材質によっては緩みが生じることも。また箱モノでは、積み荷のバランスが崩れていたり、段ボールが潰れてしまう、クッション材がうまく噛んでいなかったりと積み方にも注意が必要ですが運転の方法にも荷崩れ防止のヒントがあります。

ブレーキングの仕方や加速の仕方で、積み荷の重心が急にずれるかゆっくり移動するかに分かれます。特に大型トラックはエアブレーキなので、ゆっくり踏んで他のエンジンブレーキや排気ブレーキと併用しなくてはなりません。ブレーキングを丁寧にすることで、積み荷への負荷のかかり方や遠心力のかかり方に大きな差が生じます。最大積載量に近ければ近いほど、慣性の法則が働きますのでそれも加味して運転に磨きをかけましょう。

トラックの積み荷についてのまとめ

トラックに積み荷を乗せる際には、様々な制約の中で安全に配慮することが大切です。車体からはみ出た際の注意事項や、道路交通法など様々な問題が絡んできましたね。過積載について詳しくはこちらをご覧ください。

ここまでトラックの積み荷についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。積み荷のバランスをと安定させるための、ラッシングレールの不具合や架装のウイングやカーゴのダメージが気になったら、走行距離にかかわらず買換えのタイミングかもしれません。そこでおすすめできるトラックの買取・一括査定サービスがこちら「トラック一括査定王」です。

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