トラックのギア鳴りとは?主な原因と対処方法、普段の予防対策は?

  • 2021年10月13日
  • 五十嵐ポー
ニュース

大切に乗ってきたトラックの、ギアの異音が気になったことはありませんか?
もしかしてギア鳴り!と思い当たる方も、今は鳴っていなくてもその時のために主な原因と、対処方法についていろいろ調べてみました。

さらに、ギア鳴りの予防対策はどのようにしたらよいのか!ギア、トランスミッションそれともクラッチが原因?リビルト品を中心に部品交換や修理した古いトラックを大事に乗っている方にこそ、読んでほしい「なるほど」がいっぱいつまっています。今回もここにしかない情報が満載です。トラック通もプロの整備士さんも思わずうなる、業界ニュースです。是非、参考にしてみてください。
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トラックのギア鳴りとは?

ギア鳴りは主に古いトラックのミッションに原因があるようです。とはいえ、ミッションの周りにはギアやギアボックス、シンクロリングなどの関連機器があって年式が古いトラック程、様々なトラブルを抱えているようです。人間も年々体のトラブルや内臓、足腰などあちこちメンテナンスが必要になってきますよね。

ギア鳴りの現象は、マニュアルミッションのトラックに多く見られるトラブルで、最近のセミオートマのトラックにはほとんど見られません。走行距離もそうですが、この場合は20~30年以上前に製造された懐かしいトラックにあるようです。いすゞ自動車のエルフ、UDのビックサム、トヨタのダイナ、マツダのタイタン、三菱ふそうのザグレートその他ドルフィンなどたまに走行しているのを見ると、大事に乗っているのが良く分かります。

そんなトラック野郎もしびれる時代のトラックから、ギアチェンジの際にミッションから異音がして「なかなかシフトチェンジが出来ない。」「いきなりつながってショックが大きい。」などの現象があったらトランスミッションのトラブルを想定してみましょう。

ギアの基本構造

マニュアルトランスミッションは、クラッチをペダルで切り離しシフトレバーの選択によってギアの段を入れ替えます。基本的な仕組みはエンジンから常に回転のトルクが伝わるので、ギアを入れ替えるのにはいったん回転を遮断しなければなりません。

ですがギアチェンジのたびにエンジンを切ることはできないので、クラッチ板を操作して動力を切り離します。ギアの切り替えをシフトレバーで行い、またクラッチ板を元に戻してシャフトにエンジンからの動力が伝達します。文字で見ると簡単ですが、トランスミッションの中では複雑な構造のギアとシンクロリング(シンクロナイザー)の働きによってギアチェンジが行われています。

トラックのギア鳴りが起こる主な要因

ギアボックスの中身を図にすると、変速ギア(歯車の大きさや歯の間隔がそれぞれ違う)とその間にシンクロリングがあります。そのギアはシフトレバーによって選択されるとメインで回転します。歯車のかみ合わせをシンクロ(同期=同じ動き)させるには、いきなり歯車をくっつけてもガリガリ火花を散らすだけでかみあいませんよね。そこでワンクッション!シンクロリングの登場です。このシンクロリングの回転(滑らせていくこと)で、繋げたいギアと今繋がっているギアと似た様な回転数にだんだん近づけていくことが出来るのです。

シンクロリングの摩耗や腐食

シンクロリングも金属なので、摩耗したりサビたり金属疲労を起こすことが考えられます。シンクロリングにも歯がついているので、すり減ります。

オイルの劣化

トランスミッションのギアはオイルによって摩擦を減らしています。このトランスミッションのオイルが減ったり、汚れたりするとギアやシンクロリングに負担がかかります。トランスミッションのオイル交換は6万キロか1年、どちらか早いタイミングで交換するのが目安です。

クラッチを切らないシフトチェンジ

あまりプロのドライバーさんにはいらっしゃいませんが、慌ててクラッチを切らないままガツンとギアを・・・?これは現実的ではありませんが、やめましょう。そもそもギアが入りません。

ギア段の入れ間違い

これも慌ててしまうと、シフトレバーの操作ミスにつながります。4速にするつもりが2速になるなど、大幅な減速はエンジンブレーキになってしまいギアに負担がかかります。速やかに元のギアに戻すか一段違うギアにシフトチェンジしましょう。過度なエンジンブレーキは荷崩れの原因になりますし、タイヤの摩耗にも影響があります。

トラックのギア鳴りの対処方法

ギア鳴りの対処方法としては、メンテンナンスに限ります。ドライバーさんがどんなに頑張っても、機械の中の事なのでプロの整備士さんにお任せしましょう。異音がする場合や不具合が生じたら、それ以上のトラブルにならないためにも早急に整備工場に入れるのが得策です。

そのまま乗り続けていると、トラックがダメになって買取してもらうときに高額買取にならなかったり最悪廃車なんてことにもなりかねません。修理費用も高額になって、色々な部品をアッセンブリー交換しなくてはならないケースやリビルト部品ではなく新品の純正部品調達に時間がかかるなど、仕事にも影響が出るかもしれません。

修理に出す

早急に修理に出しましょう。修理も原因が分からないと時間がかかります。まず修理ではどこが悪いかチェッカーにかけます。ここですぐに原因がハッキリすれば解決ですが、チェッカーでもわからない場合はオーバーホールをして原因の究明に当たります。これが、トランスミッションの修理に時間がかかる一番の要因です。

不具合を起こしている部品を修理、もしくは交換しますがトラックが古くて純正部品が手に入らない時には、リビルト品(外側は新品で中は中古部品)を専門業者から取り寄せたりすることもあります。リビルト品だと補償もついているので安心です。

クラッチを交換する

クラッチ板を交換します。クラッチ板も消耗品で摩耗する部品の代表格です。摩耗すると滑り過ぎて、ギアがいきなりガツンと繋がったり、逆になかなかギアが入らないことが多くなります。

ギアボックスを交換する

ギア鳴りが頻繁に起こるようだったら、ギアボックスごとアッセンブリーで交換するのがおすすめです。トランスミッションの不具合は原因究明に時間を要することがあります。それと同時に日数に応じて人件費がかかり、意外と高額になる可能性があります。

またプロの整備士さんによると、トランスミッションの中はどの部品も均一に負担がかかっているので、一つの部品を交換しても今度は隣の部品が壊れる可能性があるとの見解で、早くトラックを直したいならギアボックスを丸々交換した方が早いとも・・・。シフトレバーやクラッチが何ともなければギアボックスの不具合が考えられます。これもリビルト品があるので、新品の純正部品に交換するよりは安くて早く修理から上がってくるかもしれません。

トラックのギア鳴りを予防するには?

ここであらためて、トラックを大切に乗っている方がやっている予防法をご紹介します。まだまだ、経費の関係で新車に手が出ない。今のトラックが好きだから乗り続けたい方も必見です。

シフトミスの起こりにくい運転を心がける

いつ、どんな状況でも時間に余裕をもって運転するのが一番です。わかっていても、つい慌ててしまう事があると思います。納品の時間に間に合わない、急に現場から呼び出しがあったなんてこともよく聞くケースです。そんな時こそ落ち着いてハンドルを握りましょう。ギア鳴り予防以上に、事故を起こしてしまったら元も子もありません。

クラッチの操作も、切るときは素早く切って繋げるときにはソフトに繋げることを再認識しましょう。なかなか運転のクセは抜けないもので、かなり気を付けないと運転の仕方は直りません。一度、隣に誰かを乗せて意見を聞くのも一つです。自分の運転を人に見てもらうのは、長く運転してきたドライバーさんこそ簡単ではありませんが、是非やってみることをおすすめします。人に言われてイラっとするかもしれませんが、それは当たっているからでしょう。立てた腹は寝せて、貴重な意見に耳を傾けましょう。

定期的なメンテナンスを行う

マニュアルトランスミッションは、オートマほど構造が複雑ではありません。
ですが、メンテナンスは大切です。不具合が起こってからや、壊れてからのタイミングでは交換部品の箇所も修理箇所も大きく変わります。メンテナンスをしっかりすることで、高額買取の可能性も出てきます。メンテナンスの履歴が分かるように整備手帳も保管しておきましょう。

ギア鳴りの原因と予防のまとめ

トラックのギア鳴りについて、様々な角度からご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。メンテナンスや運転の仕方まで、中には耳の痛いことまであったかもしれません。ですが、今まで大切に乗ってきたトラックですから、できればこれからも同じ様にトラックに頑張ってほしいと思います。

そんなトラックにもいつかは寿命が・・・。なかなか修理が追い付かなかったり、次のメンテナンスには費用がかり経費を圧迫したり!そろそろギア鳴りに頭を悩ませなくてもいいセミオートマのトラックが気になったらこちら、トラックの買取・一括査定サービスとして「トラック一括査定王」をご利用してみてはいかがでしょうか。

ここならギア鳴りしていても、修理の原因が究明できなくても、動かなくなったトラックでも心配いりません。トラックの年式や型式などいくつか情報を入力するだけで、5社の業者から買い取り金額の提示があります。あとはその中から高額買取の業者を選ぶだけ!ささっと簡単!さっそくこちらへ!
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