中型トラックの寸法はどれくらい?全長・幅・高さの平均値を紹介

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車両寸法

中型トラックを選ぶときに、最も重要なポイントのひとつが寸法です。
全長や全幅、全高、荷台の長さや高さを正しく把握しておかないと、車庫に入らなかったり、進入できない道路が多くなったり、積みたい荷物が載らないといったトラブルにつながります。
この記事では、中型トラックの代表的な寸法の目安から、用途別の選び方、車検証の見方や法規制までを専門的に分かりやすく解説します。
購入・増車・レンタル・リースなど、どの立場の方にも役立つ内容になっていますので、ぜひ最後までチェックして下さい。

目次

中型トラック 寸法の基本を押さえる:全長・幅・高さの標準的な目安

中型トラックの寸法は、メーカーや車種、用途によって細かく異なりますが、まずは一般的なサイズ感を把握することが大切です。
中型トラックと呼ばれるカテゴリーは、車両総重量や最大積載量により区分されていますが、実務上は全長8メートル前後、全幅2.3メートル前後、全高3メートル前後の車両が多く流通しています。
この基本的な寸法を起点として、ボディの長さや荷台の高さ、架装の有無でサイズが変化していきます。

ここでは、中型トラックの主なボディタイプごとの寸法の目安を整理し、どの程度の違いがあるのかを分かりやすくまとめます。
標準ボディ、ロングボディ、ワイドキャブ、アルミバン、ウイング車など、代表的な仕様別に全長・全幅・全高を比較することで、イメージしやすくなります。
まずは、おおまかな寸法レンジを把握し、そのうえで自分の使い方に合うかどうかを検討していきましょう。

中型トラックの寸法範囲と代表的なサイズ感

中型トラックは、車両総重量7.5トン超〜11トン未満、または最大積載量4.5トン以上〜6.5トン未満程度のものが多く、この区分に入る車両の寸法はある程度決まったレンジに収まります。
一般的な平ボディ標準キャブ車の場合、全長は約7.0〜8.5メートル、全幅は約2.2〜2.3メートル、全高は約2.5〜3.0メートルの範囲にあるケースが多いです。
荷台長は4.3〜6.2メートル前後がよく見られる寸法です。

一方で、アルミバンやウイング車になると、荷室を確保するために全長や全高がやや大きくなる傾向があります。
アルミバンの全高は3メートルを超える車両も多く、連続立体交差区間や高架下など、高さ制限のある区間では注意が必要です。
中型トラックの寸法を検討する際は、全長だけでなく全幅・全高もセットで把握することが、安全運行の基本になります。

標準ボディ・ロングボディ・ワイドボディの違い

同じ中型トラックでも、ボディバリエーションにより寸法が大きく異なります。
標準ボディは、全幅約2.2メートル、荷台長4.3〜5.0メートル程度が多く、市街地走行や狭い現場への出入りにも比較的対応しやすいサイズです。
ロングボディになると、全長が8メートルを超え、荷台長が5.5〜6.2メートル程度まで伸びるため、一度に運べる荷物量が増える反面、取り回しは難しくなります。

さらに、ワイドボディ(ワイドキャブ・ワイド超ロングなど)は、全幅が約2.3メートル台まで広がり、パレット積載やかさばる荷物の運搬に有利です。
ただし、狭い路地や古い建物周辺では、ワイドボディでは通行が厳しくなるケースもあります。
標準かロングか、ナローかワイドかは、積載物の大きさ・形状と走行ルートの道路事情の両方から総合的に検討することが重要です。

アルミバン・ウイング車など架装別の寸法の特徴

中型トラックは、平ボディだけでなく、アルミバンやウイング車、冷凍冷蔵車など、さまざまな架装タイプがあります。
アルミバンやウイング車の場合、荷室を箱型に囲うため、同じシャーシでも全高が高くなる傾向があります。一般的な中型ウイング車では、全長約8.5メートル前後、全幅約2.3メートル前後、全高約3.3メートル前後がひとつの目安です。

冷凍冷蔵車では、断熱材の厚みが加わるため、内寸は外寸より一回り小さくなります。
また、ウイング車は屋根が跳ね上がる構造のため、開閉時の上方空間にも余裕が必要です。
外寸(全長・全幅・全高)と内寸(荷室長・荷室幅・荷室高)の両方を確認し、必要な荷物が無理なく積み込めるかどうかを事前にチェックしておきましょう。

中型トラックの法的な寸法制限と中型免許との関係

中型トラックの寸法を検討する際には、道路運送車両法や道路交通法などによる法的な寸法制限を理解しておく必要があります。
中型トラックは、普通車に比べて大きな車体となるため、車幅や車長に関する規制に接近するケースが多くなります。
また、運転するために必要となる免許区分とも関係してくるため、単に大きなトラックを選べばよいというわけではありません。

ここでは、道路を走行できる自動車の寸法制限の基本と、中型自動車免許と車両寸法・総重量の関係について解説します。
これらを理解しておくことで、違反や過積載を避け、安全で効率的な運行計画を立てやすくなります。

道路運送車両法・道路交通法における寸法上限

一般的な道路で通行可能な大型トラックを含む自動車の最大寸法は、全長12メートル、全幅2.5メートル、全高3.8メートルが基準となっています。
これは特例通行許可を伴わない通常走行における上限であり、中型トラックの多くはこの寸法内に収まるよう設計されています。
中型トラックの場合、実務上はこの上限よりかなり余裕を持たせているため、全長8メートル台、全幅2.3メートル前後に収まることがほとんどです。

ただし、高さ制限については道路や施設ごとに独自の制限値が設けられている場合があり、一般道では3.0〜3.5メートル程度の制限が設定されている区間もあります。
車検証に記載された全高と、実際に走行するルートの高さ制限を必ず事前に確認し、接触事故を防ぐことが大切です。

中型免許で運転できるトラックと寸法の関係

中型自動車免許で運転できる車両は、車両総重量7.5トン以上11トン未満、最大積載量4.5トン以上6.5トン未満、乗車定員11人以上29人以下の自動車と定められています。
一方で、免許区分は寸法そのものではなく、総重量や積載量、乗車定員に紐づいており、全長や全幅の直接的な数値制限はありません。
そのため、寸法が多少異なっていても、総重量などが条件内であれば中型免許で運転できます。

しかし、車両総重量が大きくなると、それに伴ってボディサイズも大きくなる傾向があります。
実務的には、中型免許で運転できるトラックは、全長約8メートル台までの車両が多く、これを超えると大型免許が必要となるケースが増えてきます。
免許取得や乗務計画を立てる際には、総重量と寸法の両方を確認し、適正な免許区分で運行できるかをチェックしましょう。

車検証で確認できる寸法項目の見方

車検証には、その車両の寸法に関する情報が記載されています。
代表的な項目として、全長、全幅、全高、車両総重量、最大積載量などがあり、これを見ればその車の基本的なサイズ感が把握できます。
全長・全幅・全高は、バンパーやミラーなどを含めた車体全体の外形寸法を示し、架装内容によって数値が変わる場合もあります。

荷台の内寸までは車検証に明記されていないことが多いため、荷室長や荷室幅、高さが必要な場合は、メーカーのカタログや架装メーカーの仕様書で確認するのが一般的です。
中古車の場合は、カタログ値から改造や架装で寸法が変わっていることもあるため、実測することも有効です。

用途別に見る中型トラック寸法の選び方

中型トラックの寸法選びで最も重要なのは、運ぶ荷物と走行環境に合わせることです。
同じ中型トラックであっても、宅配用途と建設資材の運搬、食品配送と引越し業務では、最適なボディサイズや荷台寸法が大きく変わります。
むやみに大きいトラックを選ぶのではなく、必要十分な寸法の車両を選ぶことが、コスト・安全性・効率性のバランスを取るポイントです。

この章では、主な用途別におすすめの寸法イメージを紹介します。
平ボディでの建材輸送、アルミバンでの一般貨物輸送、冷凍冷蔵車での食品配送など、それぞれの業務に適した寸法を把握することで、導入後のミスマッチを防ぐことができます。

一般雑貨・宅配用途での最適寸法

一般雑貨や宅配用途に用いる中型トラックでは、都市部での取り回しと積載効率の両立がポイントになります。
全長7.0〜8.0メートル程度のアルミバンまたはウイング車が選ばれることが多く、荷室長は約4.5〜6.0メートル前後がひとつの目安です。
標準幅(約2.2メートル)のキャブであれば、狭い路地やビルの搬入口にも比較的入りやすくなります。

パレット積みが中心の場合は、荷室内に欧州パレットやJISパレットを効率よく並べられる寸法かどうかが重要です。
また、宅配では1日に何十回と荷役を行うため、荷室高や扉の開口寸法も作業性に直結します。
作業者がかがまずに荷役できる高さや、台車やカーゴがそのまま出し入れできる開口寸法を確保しておくと、現場での負担が大きく軽減されます。

建設資材・重量物輸送で重視したい寸法

建設資材や重量物輸送では、主に平ボディの中型トラックが活躍します。
この用途では、荷台長と床面地上高が重要なポイントとなります。
足場材、鋼材、型枠などの長尺物を運ぶ場合、荷台長が5.5〜6.2メートル程度あると使い勝手が良く、一度に多くの資材を積載できます。
ロングボディ仕様を選ぶことで、運搬回数を減らし、工期短縮にもつながります。

また、クレーン付きトラック(ユニック車)では、クレーン架装によって全高が高くなることがあります。
現場周辺に電線や樹木が多い場合、クレーンブームの作業時の高さも含めて、十分な余裕があるかを確認しておく必要があります。
床面地上高は低いほど積み降ろしがしやすくなりますが、道路状況によっては腹を擦らないだけの最低地上高も必要になります。

食品・冷凍冷蔵輸送での内寸と外寸の考え方

食品や冷凍冷蔵品の輸送では、冷凍冷蔵車の中型トラックが用いられます。
この場合、外寸だけでなく、荷室の内寸と断熱構造が非常に重要です。
冷凍機や断熱材が入るため、同じ外寸のアルミバンと比べて、内寸は一回り小さくなります。
そのため、箱数やパレット数から逆算して、必要な荷室長・荷室幅・荷室高を検討する必要があります。

さらに、冷気の循環を確保するためには、荷物を天井までパンパンに積み上げない空間設計も求められます。
扉の開閉頻度が高いルート配送であれば、床のキーストン構造や断熱性能も積み付け可能な実効容量に影響します。
内寸と外寸、さらには温度管理の要件を総合的に比較し、必要な収納力を満たす寸法を選択することが重要です。

代表的な中型トラックの寸法比較表

中型トラックの寸法をイメージしやすくするために、代表的なボディタイプごとの一般的な寸法の目安を表形式で整理します。
実際の寸法はメーカーやモデル、年式、架装内容によって異なりますが、おおよそのレンジを把握することで、車種選定の初期検討がスムーズになります。
特に、平ボディとウイング車、標準幅とワイド幅では、全幅や全高が大きく異なるため、注意が必要です。

以下の表は、平ボディ標準キャブ、平ボディロング、アルミバン標準、ウイングワイドといった代表的な仕様を比較した例です。
あくまで一般的な目安ですが、初めて中型トラックの導入や乗り換えを検討している方の参考として役立てて下さい。

ボディタイプ 全長の目安 全幅の目安 全高の目安 荷台・荷室長の目安
平ボディ 標準キャブ 約7.0〜7.5m 約2.2m 約2.5〜2.8m 約4.3〜5.0m
平ボディ ロング 約8.0〜8.5m 約2.2〜2.3m 約2.5〜2.9m 約5.5〜6.2m
アルミバン 標準幅 約7.0〜8.0m 約2.2m 約3.0〜3.3m 約4.5〜6.0m
ウイング車 ワイド 約8.0〜8.7m 約2.3m 約3.2〜3.4m 約5.5〜6.2m

表の見方と実際の車両寸法との差

上記の表は、複数のメーカーやカタログ、公表仕様から抽出したおおよその目安を示しています。
実際の車両寸法は、ホイールベースやキャブ形状、架装の仕様によって数十センチ単位で異なります。
例えば、同じロングボディでも、燃料タンクの容量やスペアタイヤの位置などで全長が変わることがあります。
そのため、表はあくまで比較のための基礎情報と考えて下さい。

具体的な導入検討を行う段階では、メーカーの最新カタログや販売店が提供する仕様書で、候補となる車種の正確な寸法を確認することが必要です。
また、中古車では、エアロパーツや工具箱、追加の架装によりカタログ値と実寸が異なるケースもあるため、現車確認も併せて行うと安心です。

寸法比較から分かるボディタイプごとの特徴

表を比較すると、平ボディ標準キャブは全長・全幅・全高とも比較的コンパクトで、汎用性が高いことが分かります。
一方、ロングボディやウイングワイドは、全長と全幅が大きくなる代わりに、荷台長や荷室長が長くなり、パレット数や積載容積が増加します。
アルミバンやウイング車は、平ボディに比べて全高が高くなる傾向にあり、立体駐車場や高さ制限のある道路での走行には注意が必要です。

寸法が大きくなるほど運転や取り回しの難易度は高くなりますが、輸送効率は向上します。
日々の走行ルートや荷役環境を踏まえ、どこまでの寸法までなら運行上問題がないかを事前にシミュレーションし、最適なボディタイプを選ぶことが重要です。

寸法確認で失敗しないためのチェックポイント

中型トラックの寸法は、カタログや仕様書でおおよその数値が分かりますが、実際の運用で困らないためには、もう一歩踏み込んだ確認が必要です。
車庫や荷捌き場、進入路の幅や高さ、曲がり角の状況など、車両側だけでなく運行環境側の寸法も把握しておく必要があります。
ここでは、導入前にチェックしておきたい実務的なポイントを整理します。

寸法の確認を怠ると、納車後に「車庫に入らなかった」「想定していた積載量が確保できなかった」といった問題が発生するリスクがあります。
こうしたトラブルを防ぐために、次のような観点から具体的なチェックを行って下さい。

車庫・保管場所でのクリアランス確認

まず重要なのが、車庫や保管場所に対する車両寸法の適合性です。
屋内車庫の場合、全高とシャッター開口高、梁や設備の位置を必ず計測し、トラックの全高に十分な余裕があるかを確認します。
全幅についても、駐車枠の幅だけでなく、左右に必要な余裕スペースを考慮しなければなりません。
ミラーを畳んだ状態と展開した状態の両方で検討することがポイントです。

屋外駐車であっても、出入口の門扉の幅や上部の看板、電線、樹木などが接触の原因となる場合があります。
また、縦列で複数台を並べる場合は、全長にプラスして前後の入れ替え作業に必要なスペースを確保しておきましょう。
余裕のない寸法でギリギリ収めると、日常的な入出庫作業に大きなストレスがかかります。

よく走るルートの高さ・幅制限の洗い出し

次に重要なのが、日常的に走行するルート上の高さ・幅制限です。
高架下、トンネル、ガード下、工場や倉庫の搬入口など、制限高の標識があるポイントを事前にリストアップしておきます。
全高が3メートルを超えるトラックでは、制限高が3.0〜3.3メートルの区間で通行できないことがあり、迂回ルートの確保が必要になります。

幅員が狭い生活道路や山間部の道では、全幅2.3メートルのワイドボディが通れない場合もあります。
また、交差点の曲がり角や踏切周辺では、全長が長くなるほど内輪差が大きくなり、対向車線にはみ出さずに曲がれるかどうかを検討する必要があります。
ルートの実地調査や、地図上での高さ・幅・曲率の確認を行い、安心して運行できる寸法の範囲を把握しておきましょう。

荷物サイズと荷台寸法のマッチング

中型トラックの寸法選びでもう一つ重要なのが、荷物サイズとのマッチングです。
荷物がパレットかバラ積みか、長尺かかさばる箱ものかによって、必要な荷台長・荷台幅・荷台高は大きく変わります。
例えば、4メートルを超える長尺物を頻繁に運ぶ場合、荷台長が4.3メートル程度あればある程度対応できますが、5メートル超の資材がメインであればロングボディが現実的です。

また、パレット輸送では、何枚のパレットをどのレイアウトで積むかを事前にシミュレーションしておきましょう。
内寸の数センチの違いで、タテヨコ何列並べられるかが変わるケースもあります。
将来的に荷物構成が変わる可能性がある場合は、少し余裕をもった寸法を選んでおくと、運用の幅を持たせることができます。

寸法とあわせて確認すべき積載量・車両重量

中型トラックを選ぶときは、寸法だけでなく、最大積載量や車両総重量も必ず確認する必要があります。
ボディが大きくても、最大積載量が不足していれば、思ったほど荷物を運べないという事態を招きます。
逆に、積載量に余裕があっても、寸法が過大であれば運転や駐車の難易度が上がります。
寸法と重量のバランスを取ることが、効率的で安全な運行には欠かせません。

ここでは、中型トラックの代表的な積載量の目安と、寸法とのバランスの考え方を解説します。
また、車両総重量が変わることで、必要な免許区分や高速道路料金区分にも影響が出る点にも触れておきます。

中型トラックの最大積載量の目安

中型トラックの最大積載量は、おおよそ4トン〜6.5トン程度のレンジにあります。
平ボディ標準キャブの中型トラックであれば、4トン車と呼ばれるクラスが一般的で、最大積載量は約3トン後半〜4.5トン前後となることが多いです。
ロングボディや強化シャーシ仕様では、最大積載量が5トン以上となる車両もあります。

アルミバンやウイング車は、箱型ボディや開閉機構の重量が加わる分、同じシャーシでも最大積載量がやや少なくなる傾向があります。
そのため、荷室容積に余裕があっても、重量面で制限を超えないように積載量管理を行うことが重要です。
重量物主体の輸送では、積載量が十分かどうかを優先的に確認する必要があります。

寸法と積載量のバランスの考え方

寸法と積載量は相互に関連しており、バランスを取ることが求められます。
全長が長く荷室容積が大きい車両は、多くの荷物を積めるイメージがありますが、容積ベースでの上限と重量ベースでの上限は必ずしも一致しません。
軽くてかさばる荷物であれば、容積が先に満杯になり、重量には余裕が残ることもあります。

逆に、鋼材や飲料など比重の大きい荷物では、荷台の半分程度まで積載した段階で最大積載量に達してしまうこともあります。
そのため、導入を検討している中型トラックの寸法と最大積載量が、自社の荷物の特性に合っているかどうかを検証することが必要です。
輸送する荷物の1単位あたりの重量とサイズを把握し、想定する積載パターンで計算しておきましょう。

車両総重量と免許区分・料金区分への影響

車両総重量は、車両本体重量と最大積載量、乗車定員分の重量などを合計した値であり、免許区分や高速道路料金区分に直接影響します。
中型免許の範囲は車両総重量7.5トン以上11トン未満となっており、これを超えると大型免許が必要です。
ボディを大型化したり、追加の架装を行ったりすると、車両総重量が増加し、免許区分が変わることもあります。

また、高速道路料金では、車両総重量や車軸数などに基づき区分が決まるため、総重量が増えると料金区分が変わる場合があります。
中長距離輸送を前提とする場合は、寸法・積載量・総重量・料金区分をまとめて検討し、運行コストを含めたトータルの経済性を比較することが重要です。

中古・レンタルで中型トラックを選ぶときの寸法の注意点

中型トラックは、新車だけでなく中古車やレンタル・リースで利用されるケースも多くあります。
この場合、既に架装や改造が施されており、カタログスペックとは寸法が異なっていることが少なくありません。
特に中古車市場では、前ユーザーの用途に合わせてボディがカスタマイズされていることがあり、そのまま自社用途に適合するとは限りません。

ここでは、中古車やレンタル車両を選定する際に、寸法面で注意しておきたいポイントを整理します。
限られた予算や短期利用であっても、実務で困らない寸法の車両を選ぶために、最低限確認しておきたい事項を押さえておきましょう。

中古トラック特有の寸法確認ポイント

中古の中型トラックでは、まず現車での実寸確認が重要です。
車検証記載の全長・全幅・全高は参考になりますが、工具箱・煽り延長・リアバンパーの追加などによって、実寸が数センチから数十センチ増えていることがあります。
また、荷台の床材が張り替えられていたり、床上に追加の板が敷かれていたりすると、荷室高がカタログ値より低くなっていることもあります。

錆や修復歴の影響で、荷台の寸法が微妙に変形しているケースもあるため、実際にメジャーで計測することをおすすめします。
特に、パレット積みでミリ単位のクリアランスを求めるような用途では、カタログ値頼みではなく、現物基準で寸法を確認することが大切です。

レンタル・リース利用時の寸法情報の入手方法

レンタルやリースで中型トラックを利用する場合は、事前に営業担当者から寸法情報を詳細に取り寄せておきましょう。
レンタカー会社やリース会社のWebサイトやパンフレットには、代表的な車種の寸法が掲載されていることが多いですが、同一クラスでも仕様が異なる場合があります。
そのため、実際に配車される予定の車両の全長・全幅・全高・荷室寸法を個別に確認することが重要です。

定期的な配送で同じルートや荷物を扱う場合、寸法の違いが運行に与える影響は大きくなります。
長期リース契約では途中の車両変更が難しいこともあるため、見積もり段階で用途や必要な荷室寸法を詳しく伝え、最適な仕様の車両を提案してもらうと良いでしょう。

追加架装・装備による寸法変化への注意

中古車やレンタル車両に、導入後に追加の架装や装備を取り付ける場合、寸法の変化にも注意が必要です。
例えば、リアゲートリフターの追加や大型バンパーの装着で全長が伸びることがありますし、キャリアやルーフボックスなどを搭載すると全高が高くなります。
これにより、従来通れていた高さ制限を超えてしまう可能性もあります。

また、側面に工具箱やタンクを追加すると全幅方向に張り出す場合があり、法定の全幅2.5メートルを超えないかを確認する必要があります。
追加装備を検討する際には、事前に取付業者や販売店と相談し、取り付け後の正式な寸法を把握したうえで、運行ルートや車庫環境への影響を評価して下さい。

まとめ

中型トラックの寸法は、全長・全幅・全高だけでなく、荷台や荷室の内寸、床面地上高、追加架装の有無など、多くの要素が絡み合って決まります。
一般的には全長7〜8.5メートル、全幅2.2〜2.3メートル、全高2.5〜3.4メートル程度が目安ですが、用途やボディタイプによって最適解は異なります。
まずは、自社の荷物のサイズと重量、走行ルート、車庫環境を整理し、それに見合った寸法レンジを絞り込むことが重要です。

また、法的な寸法上限や中型免許の総重量制限を踏まえつつ、積載量とのバランスも確認する必要があります。
新車はもちろん、中古やレンタルを選ぶ場合も、カタログ値だけでなく現車の実寸を意識し、「運べるか」「通れるか」「止められるか」を具体的にチェックしておきましょう。
適切な寸法の中型トラックを選べば、安全性が高まり、輸送効率も向上します。
この記事の内容を参考に、自社に最適な一台を見極めて下さい。

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