GLS350は高級SUVならではの快適さと存在感で多くの支持を集めていますが、購入前に必ずチェックしておきたい“壊れやすいパーツ”が存在します。
見落としがちなエアサスや警告灯トラブル、そして中古市場での評価や修理費用の実態まで、失敗しないための情報を徹底解説。
GLS350を本当に安心して選びたい方に向けた必読ガイドです。
とくにエアサスや電装系など、国産車とは違う特有のウィークポイントが存在し、中古車市場でも注意が必要です。
ここではGLS350の壊れやすいパーツと故障事例を中心に、他モデルやGLEとの比較まで徹底解説します。
目次
GLS350購入前に要確認!壊れやすいパーツの全貌
GLS350とは?その魅力と特徴を理解する
GLS350はメルセデス・ベンツのフルサイズSUVとして、快適性と圧倒的な存在感を誇ります。
3列シートで多人数乗車が可能な点や、先進安全装備、高級感あふれる内装などが魅力です。
しかし、輸入車ならではのパーツ寿命や維持費の高さには注意が必要です。
壊れやすいパーツのリスト
- エアサスペンション(エアサス)
- 電子制御系(センサー・ユニット類)
- 電動テールゲート・ウィンドウ機構
- トランスミッション関連
- 冷却系統(水漏れ・ラジエター)
- ブレーキ関連パーツ
- LED・HIDヘッドライト
- サンルーフ・パノラミックルーフ
エアサス故障の原因と対策
GLS350で特に多いのがエアサスペンションのトラブルです。
主な原因はエア漏れやコンプレッサーの劣化、センサー異常などです。
- 定期的な下回り点検・防錆処理を行う
- 違和感を感じたらすぐに診断テスターでチェック
- 社外品エアサス交換キットを活用することで修理コストを抑える
GLS350の故障率とユーザーの声

実際のユーザーによる故障体験談
「警告灯が頻繁に点灯し、電装系の修理が続いた」
「中古で購入後、すぐにトランスミッションから異音が…」
輸入車は新車保証が切れると修理費がかさみがちです。
複数のユーザーから、故障時のパーツ代や工賃の高さを指摘する声が目立ちます。
中古車としてのGLS350の評価
GLS350は中古市場でも人気ですが、壊れやすいパーツを抱えた個体が多いため、購入時の点検・整備記録の確認が重要です。
特にエアサス・電装品・冷却系統の状態を必ず確認しましょう。
GLS350の整備と修理費用の実態
主な故障箇所 | 部品代目安 | 工賃目安 |
---|---|---|
エアサスペンション | 約20万~40万円 | 約5万~10万円 |
トランスミッション | 約30万~60万円 | 約10万~20万円 |
電装系(各種センサー) | 約3万~10万円 | 約1万~3万円 |
冷却系統(ラジエター等) | 約5万~15万円 | 約1万~2万円 |
GLS350は高級SUVらしく、修理費用も高額になりやすい点を理解しておきましょう。
モデル別の壊れやすいパーツ比較
GLS350 vs GLS400d:どちらが信頼性高い?
モデル | 壊れやすいパーツ例 | 信頼性の傾向 |
---|---|---|
GLS350 | エアサス、電子制御系、冷却系統 | エアサス・電子部品の経年劣化が多い |
GLS400d | DPF(ディーゼル微粒子フィルター)、アドブルー系統 | DPF詰まり・アドブルー故障が目立つが、電子制御系はやや改善 |
GLEとの比較:故障の傾向は?
モデル | 壊れやすいパーツ | 特徴 |
---|---|---|
GLS350 | エアサス、電装系、冷却系 | 大型ボディゆえの負荷と複雑な装備 |
GLE | エアサス、インフォテインメント系、ミッション | 電子部品と駆動系トラブルが比較的多い |
GLS350は装備が多く、壊れやすいパーツも多岐にわたりますが、GLEもまた電装系トラブルが目立ちます。
モデルごとに故障傾向が違うため、比較して選ぶことが大切です。
警告灯に要注意!見落としがちなサイン
よくある警告灯の意味と対処法
特に下記の警告灯には注意が必要です。
- エアサス警告灯:サスペンションのエア漏れやコンプレッサー不良が原因。
- エンジンチェックランプ:O2センサーや点火系、インジェクターの異常を示す場合が多い。
- バッテリー警告灯:オルタネーターや電装系統の不良サイン。
- 冷却水温警告灯:ラジエターやウォーターポンプの不良、冷却水漏れの恐れ。
警告灯が点灯した場合は自己判断で放置せず、すぐに診断を受けることが重大な故障を防ぐポイントです。
工場での点検が必要なケース
- 異音や振動が続く場合
- エアサスの車高が左右で極端に違う
- シフトショックやギア抜けなどトランスミッションの不具合
- 警告灯が何度も再点灯する
点検を怠ると、パーツの損傷が拡大し高額修理につながります。
早期のプロ診断が長持ちの秘訣です。
GLS350を安心して運転するために
定期点検で長持ちさせるためのポイント
- 6ヶ月または5,000kmごとの定期点検を必ず実施
- エアサスや電子制御系の専用テスター診断
- オイル・冷却水・ブレーキフルードの定期交換
- 下回りや配線の防錆・清掃メンテナンス
- サービスキャンペーンやリコール情報の随時チェック
事故を防ぐための運転技術
- 急発進・急加速を避けることでエアサスや駆動系の負担軽減
- 段差や悪路では徐行を徹底しサスペンションの劣化防止
- 早めのブレーキングでブレーキ負担を減らす
- 雨天や雪道では電子制御システムの動作を意識して走行
信頼できる販売店の見極め方
- 整備記録簿や点検履歴がしっかりと開示されている
- 輸入車専門の知識と経験があるスタッフが常駐
- 第三者機関による車両検査付き
- 保証内容やアフターサポートが明確
購入後も安心できる体制が整っている販売店を選びましょう。
まとめ:GLS350の購入前に押さえておくべきポイント
故障リスクの理解と対策
故障リスクを理解し、定期的なメンテナンスを怠らないことで、安心して長く乗ることができます。
エンジン性能を活かすための整備方法
- 純正指定オイル・フィルターの使用
- 吸気系・点火系部品の定期チェック
- アイドリング不調や加速不良はすぐに診断
- 信頼できる整備工場で定期的に点検
満足度を高めるための選択肢
- 正規ディーラー車や保証付き中古車を選ぶ
- 低走行・ワンオーナー車に注目
- 購入前に必ず診断テスターでのチェックを依頼
- アフターサポートが充実した店舗を選ぶ
GLS350の魅力とリスクを正しく理解し、納得できる一台を手に入れましょう。